人工知能が味覚を学習して成長させる地ビール製造

JNEWS会員配信日 2017/3/14

 従来の食品メーカーは、新製品として一つのレシピを確立した上で、広告宣伝で消費者に新たな味を訴求していく。しかし、メーカーと消費者の間では「美味しい」という感覚にギャップがあるため、ヒット商品はなかなか生まれない。もちろん、消費者アンケートなどは実施しているが、消費者の味覚を完全に把握することは難しい。

そこで、食品開発に人工知能を導入する取り組みが登場してきている。英国ロンドンの地ビールメーカー「Ubrew」では、人工知能の開発をするスタートアップ企業との合弁により、世界初の人工知能ビールを生産している。

まさしく「AI」と名付けられた、そのビールは、ボトルの裏に購入者がレビューを入力できるコードが記載されている。フェイスブックのメッセンジャーでアクセスをすると、AIのボットが幾つかの質問をしてくるため、Yes・NOで回答をしていく。蓄積された回答データは、ディープラーニングによって人工知能が学習をして、消費者が求めている味覚の方向性を導き出す。


※AIビールの共同開発先「IntelligentX Brewing

この味覚トレンドによって、醸造方法を少しずつ変えていくシステムになっており、消費者が望む味わいへと進化していくのが人工知能ビールの特徴である。そのため、ビールのラベルには、ソフトウエアのようなバージョン番号が明記されている。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です記事一覧 / JNEWSについて

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JNEWS LETTER 2017.3.14
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