ミレニアルワーカーが支持するビジネスチャットの開発
JNEWS会員配信日 2016/8/1
プライベートな友達とのコミュニケーションでは、「LINE」のようなチャットサービスの使い勝手が良くなってきたことから、仕事の現場でもチャットを利用したいというニーズは高まっている。たとえば、システム開発の現場で、同僚にコードの確認をしたい場合に、メールは「文章」を書かなくてはいけないが、チャットなら1行のメッセージを送るだけ済む。相手がメッセージを読んだことも既読機能でわかるし、返信もスピーディに行える。
ただし、LINEを社内ツールとして採用することは、情報流出などセキュリティの不安があることや、遊びの機能が多すぎる、モバイルで利用することが主体のアプリであることから、ビジネスでは使いにくい面がある。
そこで、ビジネス用途に特化したチャットアプリの市場が成長している。ただし、使い勝手が良いアプリの選択肢はそれほど多くはない。その中でも、2013年から米国で開発されている「Slack(スラック)」は評判が良く、採用する企業が急増している。
Slackの主な機能としては、個別の相手とチャットができるダイレクトメッセージ、仲間と井戸端会議のようなコミュニケーションができるオープンチャンネル、さらに、機密性が高い情報については、プライベートチャンネルを設定して、招待されたメンバーに限定したコミュニケーションができる。また、テキストメッセージの他に、画像、Word、Excel、Googleドキュメント等のファイルをチャットに貼り付けて共有することも可能。
PCとモバイル、どちらからでも利用できる仕様になっており、PCにもメッセージの通知機能があるため、大切な連絡を速やかに確認、返答することができる。これらの機能により、電子メールよりも社内のコミュニケーションを円滑に進められる効果は大きい。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。詳しいビジネスモデルや収益構造は、会員レポートの中で解説しています。→記事一覧/JNEWSについて)
■JNEWS会員レポートの主な項目
●ミレニアルワーカーの特徴とワークスタイル
●日本企業が導入する純国産ビジネスチャット
●魅力的なビジネスチャットの収益モデル
●チャットで変化する職場のワークスタイル
●ミレニアル人材の頭脳流出を防ぐ策
●ワークライフ・ブレンドの新たな価値観とは
●楽しみながら仕事ができる環境作り
●炎上リスクを抑えるシステムとスナップチャット
●ミレニアム世代を引き付ける報酬制度と人材採用の新トレンド
●ミレニアル世代を取り込むリクルートビジネスモデルの転換期
■この記事の完全レポート
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