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各業界が模索する
ポッドキャスティングを活用した新ビジネス
written in 2005/7/14
事例:CastFire 他

CastFire  インターネットラジオ局の番組が配信されると自動的にパソコンにダウンロードされ、iPodなどの携帯音楽プレイヤーに取り込むことで、時と場所を選ばずに番組を聴ける「ポッドキャスト(podcast)」という仕組みが登場したのはごくごく最近のことだった(2005/3/14号を参照)。ポッドキャスティングはブログの更新を自動的に知ることができる RSSフィードの仕組みを拡張したもので、ブログの普及と相まって急速にネットユーザーへと浸透してきている。アップル社が無償で配布する音楽管理ソフト「iTunes」の新バージョン(Ver4.9)にポッドキャスティング機能が搭載されたこともあって、音楽やラジオ番組などの音声コンテンツの配布(流通)方法は革命期を迎えているといっても過言ではない。

米国では「ポッドキャスト=ネットラジオ局(音声ブログサイト)」を指すようになっていて、特別な放送設備を持たない個人でも、音声番組をネット配信することが流行りはじめている。凝った番組を制作しようとすれば相応の編集作業が必要になるものの、基本的にはマイク録音ができるパソコン機器さえあれば誰でも簡単に始められる。文章を書くことが苦手な人ならば、日記を書くことよりも音声によるポッドキャスティングのほうが手軽とも言える。世界各地では、すでに有名なポッドキャスター(音声ブログ作者)も登場して、従来のラジオやテレビとは異なる新しいメディアが育ちはじめているのだ。

ポッドキャストの普及は、ラジオ局と同様の情報発信が一般の企業や個人でも容易に出来る時代が到来したことを意味する。ポッドキャスティングのリスナーは今のところ一ヵ月毎に倍加するスピードで増えていると言われるが、供給(ポッドキャスター、番組コンテンツ)がそれに追いついていない状況にある。ポッドキャスティングという新メディアを定着させるには、新しいビジネスモデルの構築が必要だが、そこにはどんなサービスや商機が生まれてくるのかについて考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●ポッドキャスティングの仕組みと活用方法について
 ●ポッドキャスティングの収益化を目指す業界動向
 ●ポッドキャスティングを商用化するビジネスモデル
 ●企業サイトにおけるポッドキャスティングの活用例
 ●テレビ業界におけるポッドキャスティングの活用事例
 ●健康業界におけるポッドキャスティングの活用事例
 ●マスコミの牙城を崩すことになる個人メディアの台頭
 ●ネットラジオとiPodが生み出す新たな音声配信ビジネス
 ●ダウンロード型電子書籍販売の問題点と急所となる収益の構造
 ●急成長するオンライン音楽配信で変わる音楽業界の権利ビジネス
 ●音楽業界の大富豪を生み出す版権投資ビジネスのカラクリ


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