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個人事業化するエグゼクティブ層を支える
裏方ビジネス
written in 2006/7/10

 成功しているビジネスマンは他人に見られないところで必ず何らかの努力をしているもの。特に「エグゼクティブ(executive)」と呼ばれるクラスの重役や経営者になれば、各分野の専門家を個人的なブレーンとすることで自分の知力と体調を最高のコンディションに維持するための努力が欠かせない。欧米では自分の味方としたい専門家として、実務面をアシストする社内のスタッフとは別に、個人秘書、カウンセラー(メンタルヘルス)、ドクター(フィジカルヘルス)、アトニー(法律相談アドバイス)などをプライベートな専属スタッフとして自費で抱えていることは珍しくない。

エグゼクティブ層のビジネスマンは組織人でありながらも、その実態は高年俸で会社と契約をしているフリーエージェント(個人事業主)であるため、自分の資質を万全な体制にするためのサポートスタッフを持つことになるのはいわば必然の義務でもある。そこで、エグゼクティブの実務面に限らず精神面や健康面を個人的に支えるコーチ職の仕事が立ち上がっている。米国では、肥満や喫煙の習慣を持つ人はエグゼクティブになる資格がないといわれるが、そのために栄養管理やフィットネスによる体調管理体力づくりをサポートするパーソナルトレーナーという分野が登場し、専門のビジネスも成長している(2005/11/27号参照)。それに準じるように、パーソナルコーチやイメージコンサルタントなど、経営幹部に求められる新たな知識の習得から悩み事解決まで、それぞれを専門とした支援サービスのすそ野は拡大している。

日本国内でも、悩みを受け止めるカウンセラーや目標達成をサポートするコーチング、モチベーションを高めるための“メンター(Mentor)”など、企業の幹部社員を対象にした今までにないタイプの支援サービスが次々と欧米から輸入されている。その多くが資格制度を設けていて、独立志向者の耳目を強く惹きつけている。実際にコーチングのインストラクターに聞いてみると、(企業幹部からの)コーチに対する需要は確かあるという答えが返ってくる。ただし現実問題として、コーチ、トレーナー、カウンセラーといったスペシャリストがそれだけでやっていけるのかは疑問が残る。エグゼクティブを対象にした裏方サービスを手掛けるのであれば、彼らが自腹を切ってでも雇いたいと思わせるだけの特徴や魅力がある分野でなければ成り立たない。そこで、エグゼクティブ向け支援サービスの海外動向から、ビジネスとして成り立ちやすい有望分野を探ってみたい。
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この記事の核となる項目
 ●経営者の家庭教師役となるエグゼクティブコーチ
 ●資格より経験と実績が問われる米国の人気コーチ
 ●人生経験豊富なシニア起業に適したビジネスコーチ職
 ●経営者の外見をサポートするイメージコンサルタント
 ●“話し方”の技術を指導するパブリックスピーキングコーチ
 ●ゴーストライターから出世するライティングコーチへの需要
 ●プロとして成り立つビジネスコーチングの開拓と収益モデル
 ●エグゼクティブコーチの狙いと採算性
 ●インストラクターからプロコーチへの発展スタイル
 ●プロのアシスタント業が成り立つ新たな職業と知的な専門業務
 ●機械にできない気遣いをウリにしたオンライン秘書の専門職
 ●フィットネス業界に学ぶパーソナルトレーナーの起業モデル
 ●多忙な有名人の原稿を執筆代行する口述執筆業の新たな可能性


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