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ストアオートメーションが生き残りの鍵となる
実店舗の将来像
written in 2005/3/28

 ガソリンスタンド業界にセルフサービス式が登場したのは1998年のこと。当時、日本の消費者には自分で給油する方式は馴染まないという業界からの声も聞こえたが、いまでは店員との煩わしいコミュニケーションをすることもなく、自由に給油できるスタイルが消費者に浸透して、セルフ式スタンドの増加率は年に3割以上のペースで伸びている。

ところがガソリンスタンド(給油所)の経営が好調かといえば正反対で、厳冬の時代を迎えている。1995年に全国で約6万件あった給油所の数は、2003年末には約5万件にまで急減している。既存の給油所をセルフ式のスタンドへと改装するには平均3千万円以上の資金がかかるが、業界内で生き残るためには消費者が望む道を進むしかない。セルフ化への設備投資と引き替えに、店員の数を大幅に減らして人件費を削り、深夜帯にまで営業時間を伸ばすことで採算を合わせることが経営者にとっての勝負だ。

店舗がセルフサービス化していく流れはガソリン業界だけに留まらず、小売業界全体へと波及していくことが予測されている。その起爆剤として恐れられているのがエディ(Edy)など電子マネーの存在である。携帯電話をかざすだけでレジの精算が済んでしまう時代になると、レジ係をする店員の存在すら必要なくなってしまう。消費者がその便利さに慣れてしまえば、電子マネー決済などのIT化に対応できない実店舗は、“給油所の教訓”が教える通り、急速に淘汰されてしまう懸念がある。そんな時代が到来する前に、未来のリアル店舗がどのように進化していくのかを把握しておこう。
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この記事の核となる項目
 ●IT武装する未来の実店舗像と欧米の動向
 ●親切な店員の役割を果たす電子POP広告
 ●世界的な普及期に入ったセルフレジ機能の効果
 ●来店客の行動を追尾する“影の眼”となるシステム
 ●省力化〜営業時間の延長へ向かう実店舗経営
 ●未来型スーパーマーケットにおける究極のショッピングスタイル
 ●加速する店舗の24時間営業と求められる深夜人件費の軽減策


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