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古い商慣習が足かせになる オンラインショップの仕入問題 |
written in 2004/5/7
ゼロからの起業でオンラインショップを立ち上げようとする場合に最大の壁となるのは、販売の技法ではなくて仕入の問題である。自分で商品を製造する場合を除いては、必ず他の業者(メーカーや卸業者)から商品を仕入れなくてはならないが、店舗がなく資金的にも乏しい個人営業のオンラインショップに対して、好意的に取引をしてくれる業者というのは少ないのが実態だ。
いまネット上で活躍(成功)しているオンラインショップ経営者でも、ゼロからの起業組というのは意外と少なく、大勢を占めているのは、父親の代から実店舗や会社を営んできた二代目以降の若手経営者が、自店の長年手掛けてきた商材をオンラインの販路に乗せて開花させているケースである。
新たな仕入取引先を開拓する場合でも、それまでの業歴や実店舗の有無はとても重視されて、やはりゼロから小売業を始めようとする人にとっての壁になっている。なぜこのような壁が存在するのかといえば、古くから日本の小売業界に定着している仕入取引の商慣習が存在しているからに他ならない。もちろんその壁を崩すことは可能であるが、そのためにはまず、業界に根付いている「仕入れのルール」を理解しておく必要がある。
(オンラインショップ経営術一覧へ)
●小売業における仕入取引の種類と慣習
●買取り仕入の仕組み
●委託仕入と消化仕入の仕組み
●これから求められるeコマース専用の仕入ルール
●小売業における適正在庫(仕入)量の考え方と算出方法
●売上は伸びても在庫は増えない儲かるショップの販売手法
JNEWS LETTER 2004.5.7
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