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顧客ロイヤリティを高める キャッシュバックによる販促戦略 |
written in 2003/7/13
これまでクレジットカードを利用する目的といえば、現金を持ち歩かなくても買い物ができるという信用購入の利点が大きかったが、近頃では特典ポイントを貯めるために日常の買い物にもカードを利用する人達が増えている。昨今のポイントブームのはじまりは、航空チケットへの交換ができるポイント制度「マイレージ・プログラム」だといわれるが、現在ではほとんどのクレジットカードに特典ポイントが設定されている。
特典ポイントの種類は各カードによって異なる。そのため、航空チケットの割引を受けたい人ならば航空会社が発行するクレジットカード、ガソリンの割引を受けたい人ならばガソリンメーカーが発行するクレジットカードと、自分のライフスタイルや買い物の目的に合ったカードを集中的に利用する傾向が高まっている。クレジットカードに限らず、近頃では新しい販促手法として様々なポイントプログラムが登場しはじめている。
この背景には、これまでの磁気カードよりも大量の情報を記録できるICカードや、各種IT機器の進化によって複雑なポイントプログラムが管理しやすくなってきた業界事情があるが、ICカードの普及はこれからが本番を迎えることを考えれば、ポイントプログラムに関連した市場もこれからが成長期といえるだろう。
ただし豪華なポイント特典に消費者が一度慣れてしまうと、さらに上の特典を期待するようになるもの。クーポンやポイントによる割引プログラムがいち早く普及した米国では、既に擬似的なポイントでは飽きたらずに、よりリアルなキャッシュバックによる還元サービスが流行しはじめている。
(オンラインショップ経営術一覧へ)
●本来のキャッシュバック(Cash Back)サービスとは
●キャッシュバック型ショッピングモールの仕組み
●海外事例:子供の学資積立て預金と連動したキャッシュバック型モール
●銀行業界が狙いはじめるキャッシュバック・プログラムの目的
●法人利用の会社経費を顧客に一部還元するビジネスホテル
●キャッシュバックにおけるショップ側経費負担増の問題
●オンラインショップがリピート率を高めるためのポイント戦略
●会員顧客向け割引ポイントプログラムの動向と問題点
JNEWS LETTER 2003.7.13
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