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  書店やレストランに行くと、カプセル玩具の自動販売機をよく見かけるようになったが、これには仕掛け人となっている業者の存在がある。自動販売機のオーナーとなっているのはサラリーマンなどの副業希望者で、彼らが購入した機械を小売店に設置してその仲介手数料を稼ぐ仕組みが成り立っている。
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遊休スペースを売上に変える
自販機オーナービジネスの仕組み
written in 2006/9/19

 サラリーマンができる副業として思い浮かぶものには何があるだろうか?平日に会社勤めをしながら休日には自営業として二足のわらじを履く週末起業も悪くないが、一週間を休みなしでフルに働くには体力的な限界がある。副業を考えるのであれば、なるべく労働時間を費やさないで済む仕事を選ばなければ長続きはしない。

近頃ではネットで手軽に稼げるアフィリエイトが副業として人気だが、普通の人がアフィリエイト目的のブログサイトを立ち上げても、月に稼げる手数料収入は数千円程度に過ぎない。月に30万円以上を稼ぐ強者もいるが、そんな人達は毎日パソコンに4、5時間はしがみついてページ更新の作業に追われている。やはり副業とはいえ、月数十万を稼ぐのには相応の労働力を費やしているのだ。

労せずして副収入が稼げることを狙うのであれば、やはり株式投資が人気で、ネット証券を利用する個人投資家の数はここ1、2年で爆発的に増えて1千万人以上と言われている。しかし株にはリスクが付き物で、今年に入ってからの下げ相場ではほとんどの投資家が損をしている。やはり売買差益を狙ったキャピタルゲイン型の投資では、安定した副収入を得ることは難しい。

そこで配当や利息収入を得る目的のインカムゲイン型の投資としてアパート経営や駐車場経営をする人もいる。ただしそれができるのは遊休不動産を持っている人に限られる。土地やマンションを投資用にゼロから購入する人もいるが、ローン金利を含めて数千万円規模の借金を背負うことには、副業としてはやはりリスクが大きい。

このように、いずれの副業にも一長一短があって「必ず稼げる」という話はそう簡単には見つからないわけだが、次の新たな副業テーマとして浮上してきそうなのが自動販売機のオーナービジネスである。自動販売機であればアパート経営よりも投資額の負担は少ないし、機械を設置した後はほとんど労力を使わなくても売上を期待することができる。欧米では副業として自販機オーナーになる動きが広がっているが、そこには当然ながら仕掛け人の存在がある。そのカラクリと新たな自販機オーナービジネスの動向を探ることにより、ITが実現させる究極的な副業ビジネスの姿について考えてみたい。
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この記事の核となる項目
 ●自動証明写真機にみる好立地が稼ぐ副収入
 ●自販機オーナーを組織化するオペレーション会社の事業モデル
 ●副業希望者を狙ったワンコインゲーム機ビジネス
 ●商品直販ルートとしての強みを持つ自販機企業のビジネスモデル
 ●自販機オペレーション会社のビジネスモデル
 ●健康業界にみる自販機ビジネスの発展形と無人店舗へのシフト
 ●市場が拡大する健康測定機器のワンコインビジネス
 ●米国で人気化するコイン式マッサージチェア
 ●処方せん薬の自動販売機にみる無人店舗の将来像
 ●無人店舗の台頭によって変わる究極の働き方
 ●顧客を「オーナー」と呼ぶことで生み出せる商機と新ビジネス
 ●人件費軽減と深夜営業の導入で需要が高まるセルフサービス端末
 ●自動販売機から進化する高性能キオスク端末が生み出す新サービス
 ●流行の影でだぶつく業務用中古ゲーム機を再利用したリース事業
 ●自動販売機を活用したビジネスの仕組みと採算性〜参入ポイント


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 ●副業として考える24時間コイン式駐車場経営の採算性
 ●副業として考えるコインランドリー経営の採算性
 ●需給を先読みした新しい賃貸ビジネスによる副収入の狙い方
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