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  ひと昔前のポータルサイトの収益源といえば広告収入が大半を占めていたが、現在では広告以外で柱を作らなければ生き残っていけない時代である。その研究事例としてジャスダックへ上場したエキサイトの収益構造を紐解きながら、新たなポータルサイト運営の活路を考える。
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エキサイトの上場にみる
新しいポータルサイトの収益構造と活路
written in 2004/10/6

 かつてのポータルサイトといえば、各社揃って広告収入を収益の基盤としていて、大量のアクセスを獲得することのみに奔走していた。しかし無料サービスのみで集客をしても厚い収益へと結びつかないことが実証された今では、闇雲に無料サービスを展開するのではなく、収益性の高いサイト運営をする方向へと時代は変化している。

国内でトップのシェアを誇るポータルサイトがヤフーであることは周知の通りだが、今年の11月にはエキサイトがジャスダックへ上場することが決まった。ポータルサイトの上場は、ヤフーに次いでこれが二社目となるが、両社間では主軸とするサービスの内容や収益構造が大きく異なっている。規模でいえば、圧倒的にヤフーのほうが優位であることは間違いないが、エキサイトでは20〜34歳を中心とした若いユーザー層に的を絞ることで差別化を図っている。その中身を同社の決算資料を紐解きながら、ポータルサイト事業の現状と将来について占ってみたい。

 エキサイト株式会社は1997年に米エキサイト社の 100%子会社として日本国内に設立された後に、伊藤忠商事が出資して経営に参加している。その後、米エキサイトはアットホームコーポレーションと合併したが、アットホーム社が2001年9月に破綻したことから、現在では伊藤忠商事が株式の90%以上を取得して経営権を獲得している。
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この記事の核となる項目
 ●商社が所有するポータルサイト事業の特徴
 ●ヤフーとエキサイトとの収益構造の対比
 ●有料情報コンテンツで活路を開こうとするビジネスモデル
 ●無料から有料化へと転換するポータルサイトの動向と戦略
 ●好不況の影響なく安定収益が得られるフィービジネスへの転換
 ●目減りするeコマースの利益率と、勝ち組ネット事業の対比


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