地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino(ロイノ)」は、地方で人材不足に悩む中小企業が、全国からリモートワークの副業人材を募集して、数ヶ月単位の業務委託契約で採用することができる。 (JNEWSについてトップページ
地方銀行と提携した高度人材の副業の仲介ビジネス

JNEWS
2021/3/26

 人材派遣業大手パーソルグループ(2181)では、関連会社のパーソルイノベーション株式会社を通して、地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino(ロイノ)」を2020年12月から立ち上げている。このプラットフォームでは、地方で人材不足に悩む中小企業が、全国からリモートワークの副業人材を募集して、数ヶ月単位の業務委託契約で採用することができる。

人材募集をする企業側では、無料で求人案件を掲載することができ、マッチングが成立すれば、個人への報酬とLoinoへの手数料を含めて、月額10万円程度からの予算で副業人材のスキルや経験を活用することができる。

地方の中小企業は、若年層の減少や都市部への人口流出により慢性的な人材不足に悩んでいる。特に、新商品や新規事業の開発~推進ができるような専門人材を地元で探すことは困難になっているが、リモートワーク型の副業であれば、優秀な人材を全国から採用することが可能になる。

Loinoで募集されている職種は、経営、人事、営業企画、広告マーケティング、IT、財務などの高度専門人材が中心で、都市部の大手企業で関連業務を手掛けるサラリーマンの副業に適した案件が多い。提示されている報酬は、毎月12~15時間程度のリモートワーク稼働で月額3~4万円が相場になっている。(時間単価2,000~2,600円)

Loinoでは、副業案件の獲得ルートとして、名古屋銀行や群馬銀行など、地方金融機関との提携も進めており、2023年3月までに累計2,000件の副業案件の獲得を目指している。この事業は、2016年1月から内閣府が開始した「プロフェッショナル人材のマッチング事業」に基づいて立ち上げられている。

地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino(ロイノ)」

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