高齢者の“聴こえにくさ”を解消する、卓上型会話支援システム「comuoon(R)（コミューン）」
2016/11/4
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社が開発した卓上型会話支援システム「comuoon(R)（コミューン）」は、高齢者などで“耳の聴こえにくさ”が気になる人に対して、話し手との会話を、聞き取りやすい音声に変換して伝えることができる。
雑音や環境音などの不要な集音はせず、話者の声だけを捉えられる、高性能ショットガンマイクを卓上に置き、そこから入力された音声は、高齢者に聴き取りにくいとされる高音域の響きを増幅させることで、音の明瞭度を極限まで高めている。ユニバーサルなインターフェースにもこだわり、最小限のボタンだけで操作ができるようになっている。本体価格は195,000円（税別）。
従来の補聴器のように、自分の耳に装着するのではなく、テーブルの上に設置したスピーカーから相手の音声を聞き取りやすくする方式のため、高齢者の接客を重視したい店舗や施設などでの活用が期待されている。2016年10月の時点では、医療機関や療育機関、金融機関を中心に2,600ヶ所以上の施設で導入されている。
ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社に対しては、SBIインベストメントと第一生命保険が総額で126,900,000円の第三者増資を2016年11月に行っている。同社は、この資金調達により、対話支援機器の市場でデファクトスタンダードになることを目指している。
■卓上型会話支援システム「comuoon(R)（コミューン）」
http://u-s-d.co.jp/
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