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リーバイスが手掛けるブランド認証ヴィンテージの開発モデル

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JNEWS会員配信日 2023/3/1

 古着の中でも、製造年が古くて希少性が高いものはヴィンテージとしての価値を高めていることは周知の通りだ。ヴィンテージ品の売買は、オークションやマーケットプレイスなどの二次市場で行われており、一次メーカーには直接的な利益還元が無かった。しかし、成長するヴィンテージ市場に、本家ブランドが参入する動きが出てきている。

ヴィンテージ・アパレルの中でも、ジーンズは最も人気の高いカテゴリーでコレクションや投資の対象にもなっている。1880年代に製造されたリーバイス最古のジーンズは、クリスティーズのオークションで87,000ドルの落札値が付いているし、1970年代に「LEVI'S」のロゴが「Levi's」に変更される前のモデルは、BIG-Eと呼ばれて、日本でも中古品が10~20万円、デットストック品は50万円以上で取引されている。

こうしたヴィンテージ人気の高まりに対して、本家のリーバイス社でも「Levi'sAuthorized Vintage(リーバイス認定ヴィンテージ)」というシリーズを、2017年から製品化している。この事業は、リーバイス社がリサイクル業者と提携する形で、古着市場の中から1980~90年代に米国工場で製造されたグレードAの同社ジーンズを収集して、専門的な洗浄と修理をした後に、認定ヴィンテージとして販売する仕組みだ。価格は現行の新品よりも高く、501シリーズが250~300ドルに設定されている。

1980~90年代の製品は、コレクター市場の対象からは外れている中古品だが、色の落ち方や状態がすべて異なる一点モノであり、本家リーバイスが認定したヴィンテージファッションとして付加価値を高めている。

Levi's Authorized Vintage
■認定ヴィンテージの紹介映像

《認定ヴィンテージ製品化の流れ》

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・20~30年前に着眼したヴィンテージ古着の発掘ビジネス
・個人リセラーとして稼ぐ転売ビジネスの動向と商材開拓
・スリフティングによる節約生活と古着転売の副業ビジネス

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