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ブランド(キャラクター)商品の
流通構造を変える新ビジネス
written in 2001/5/23

 日本人は海外有名ブランドの主要な顧客であり、不景気と言われているのにも関わらず、ブランド商品の需要は少なくない。ところで、国内で販売しているブランド品は、そのすべてが海外製というわけではなく、国内の中小規模メーカーによって作られていることは周知の事実だ。そういったブランド製品を製造しているメーカーは、“ブランド”を持っている会社からそのライセンスを購入取得して製造を行っている。

ブランドロゴや有名キャラクターなどが入っているブランド商品は、規模の大小に関わらず小売店にとっては魅力的な商材といえる。しかし、これらの商品は中小の小売店には流通せず、有名百貨店や大型ショッピングチェーンなどでしか販売されないことが多い。

 ライセンサ−(ブランド所有者)側では、ブランドイメージを損なわないように販売経路はなるべく絞り込みたいという気持ちがある。また資本力、販売力を持つ大規模小売店では、顧客を呼び込むための差別化商品として、ライセンシー(製造業者)からの独占供給ルートを確立していたりする。そのため、中小の小売業者ではブランド(キャラクター)商品による商機を掴むことが難しいのが現状だった。

ただし裏側の心理としては、ライセンサー(ブランド所有者)やライセンシー(製造業者)側では、人気の寿命が短いブランド(キャラクター)商品を早急にさばいてしまいたいという気持ちも強い。旬を過ぎてしまったキャラクター商品の不良在庫を抱えてしまうことは大きなリスクであるためだ。

業界内におけるニーズとシーズの解決にはオンラインマーケットプレイスが常套手段になりつつあるが、ご多分に漏れず、映画やテレビのキャラクターグッズ、スポーツチーム関連グッズなどを販売するのに必要なライセンスを提供して収益を上げたいライセンサーと、売れ筋商品であることが保証されているライセンス商品を販売して利益を得たいライセンシーとを結びつけるマーケットプレイスサイトが既に開設されている。
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この記事の核となる項目
●ブランド商品(キャラクター商品)の流通経路解説
●ライセンス商品専門Eマーケットプレイスの仕組み
●知的所有権を取引するEマーケットプレイスの収益構造


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JNEWS LETTER 2001.5.23
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