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日本でも本格稼働しはじめる
風力ビジネスの仕組みと業界構造
written in 2004/5/20

「エコ」というキーワードが時流となる中で、環境に配慮したさまざまなヒット商品が生まれているが、その中でも今回は「風の力」にフォーカスしてみたい。風は、無料で得られる自然界のエネルギーとして、太陽光と並んで注目されているものだが、その技術はまだ導入期にあってビジネス的な市場開拓は“これからが本番”と言われている。しかし「風」が人の心に対しても良い影響を与えることは、環境心理学の見地からも実証されていて、工夫次第では様々な活用方法が考えられる。

近頃では日本でも各地の自治体において「風車」の建設が相次いでいる。巨大な背丈とプロペラを持つ風車の目的は風力発電だが、その雄大な外観は新しい観光名所としての人気も高く、“町おこし”としての役割も担っている。風力を活用した“発電所”は、化石燃料のような公害を振りまくことがないため、地域住民からの賛同も得られやすく、「町のシンボル」としても受け入れられている。

1997年に開催された地球温暖化防止京都会議の後、各自治体や大企業では二酸化炭素削減策として、このような風力発電への取り組みに力を入れはじめているため、大手の重電メーカーや商社では「風力発電事業部」を設置して、関連設備の売り込みに力を入れている。現在の風力発電ビジネス(ウインドファーム事業)は、数十億円規模のプロジェクトが中心であるため、小さな業者が食い込める余地は少ないが、やがて一般の企業や家庭にまで風力発電の導入が普及してくると、一気に市場が拡大することが予測されている。しかし現状の風力発電市場は、まだ業界内の流通網も確立していないため、これから新規参入するにはおもしろい分野である。
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この記事の核となる項目
 ●大型風力発電プロジェクトの業界構造と仕組み
 ●風力発電事業における専門ノウハウ会社の役割とは
 ●家庭用風力発電市場への参入ポイントと問題点
 ●家庭向け風力発電の流通経路
 ●風力発電の採算性とグリーン電力の付加価値
 ●コストだけでは計れない風力発電が与える企業価値について
 ●風力発電によって企業イメージと売上を向上させる経営戦略
 ●企業広告と連動させた風力ビジネスへの着目


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