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商品でなく“安眠”を売る
オンラインふとん店の成功戦略
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事例：ふとん館 他
written in 2002.6.5
「こんな商品はインターネットで売れますか？」という相談をよく受けることがある。リアルな商圏における実店舗経営は日々厳しさを増しているようで、特に家業を継いだ二代目、三代目商店主にしてみれば、このまま同じ方法で商売をしていてもジリ貧は避けられない、という焦りがある。
売れるか、売れないかは“売り方次第”というのが正直な回答になる。ネット上のユーザーはリアル商圏の顧客よりも、商品に付随した“情報”を重視する知的好奇心の高い人々が多い。そこで、業界プロの専門知識を駆使して上手に商品を情報化することができれば、実店舗よりはるかに高い成果を上げることも不可能ではない。
今回はインターネット上の意外な売れ筋商品として“布団（ふとん）”に着目してみたい。カタログ通販誌では寝具を多数扱っており、ふとんの通販は珍しくない。購入後に持ち運びする必要がなく、色・柄も多種類の中から選べ安価なものが多いため、ふとんを通販で購入する顧客は多い。そのような理由から従来のふとん店の売上は減少傾向が続くといった状況に陥っている。
家族経営的な零細ふとん販売店では、大手通販会社との間で価格勝負をしたところで勝ち目はないが、独自の視点で“ふとん”を情報化して付加価値をつけることによって、安売りに群がる客とは異なった層の顧客をオンラインで取り込んでいる成功事例が複数登場している。
オンライン販売で成功するための注力ポイントはどこにあるのだろうか。顧客をひきつけるための工夫、品揃え、商品の見せ方等、運営の秘訣を探ってみたい。
●安眠・健康ノウハウを売るオンライン寝具ショップの視点
●事例：アレルギー患者向けのオリジナルふとん販売
●事例：枕専門のオンライン販売で男性客を獲得するショップ
●事例：都市圏の女性客に人気のふとん販売サイト
●肩こり人口増加が導くマッサージ関連市場の動向と着目点
JNEWS LETTER 2002.6.5
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