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国内インターネットビジネス事例

ペンション業界のホームページ戦略

Written in 1998.11.1

 旅行業界はインターネットの普及によって大きく変貌していく業界の一つだ。航空機のチケット販売に関してはインターネットが太い販路と成り得ることは世界的に認知されており、国内航空会社「全日空」「日本エアーシステム」「日本航空」なども既にインターネット予約サービスを展開している。

 また旅行代理店業界の動きも慌ただしい。日本旅行では約5000件、JTBでは約2700軒、近畿日本ツーリストでは約730件の旅館・ホテルを対象にした宿泊予約が各社のホームページ上からおこなえるサービスを実施している。

 それに引き替え、国内旅館・ホテル業界のインターネット対応状況はかなり遅れている。例えば昨年97年に京都で開催された「地球温暖化防止国際会議(京都会議)」には世界各国から研究者、プレス関係者が多数訪れたが、その際の宿泊先にインターネット経由で予約連絡することが出来ずに嘆いた外国人は多いという。世界規模の国際会議がおこなわれる際にはインターネット経由で宿泊予約をすることが欧米では既に当たり前になっているのだ。

 国内旅館・ホテル業界がインターネット戦略に乗り遅れている背景には旅行代理店業界に対する気遣いがあると言われている。今まで営業部門を旅行代理店に任せてきた大手ホテル・旅館では、その信頼関係を崩してまでホームページ上で宿泊予約を直接受け付けることには抵抗があるようだ。

 そのため現状では旅行代理店との繋がりが薄いビジネスホテルや小規模な旅館、ペンションの方がインターネットに対する取り組みは積極的だ。その中の一つ、山中湖にあるペンション「モンテラック」では1997年4月からホームページを立ち上げて直接予約受付をしている。試行錯誤を重ねながらも現在では全宿泊客の約4割以上がホームページからの予約によるものとなり、既にホームページ運営はペンション経営にとって欠かすことの出来ない営業ツールにまで成長している。

●ホームページ運営の経緯と成果
●インターネットでなければできない経営戦略
●ペンション業界における今後のインターネット活用策とは

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