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流行トレンドを生み出すTikTokの没頭型アルゴリズム

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JNEWS会員配信日 2023/2/4

 TikTokの中では毎日のように新たな流行が生まれており、インフルエンサーを目指す者は、そのトレンドを追いかけて、再生回数が急増しているキーワードに関連した動画を投稿することが推奨されている。また、企業のマーケティングでも、TikTokを効果的に活用することが若者向け新商品をヒットさせる重要戦略になりつつある。モバイルアプリの市場調査を行うSensor Towerの調査によると、2022年にTikTokは世界で最もダウンロードされたアプリとなり世界で10億人が利用している。

《The Top Downloaded Apps in 2022》

TikTokは中国企業が開発するアプリのため、情報漏洩の懸念などから、米国政府はTikTokに対する規制を強化しようとしているが、爆発的なユーザーの増加を抑えることは難しく、米国人口の約25%にあたる8000万人がTikTokのアクティブユーザーと推測されている。その中の6割は、16~24歳の若い世代であり、彼らを集客したい企業も、次々とビジネス用のTikTokアカウントを取得するようになっている。

TikTokの中心的機能であり、ホーム画面の役割も兼ねているのが、アプリを開くと最初に表示される「For You」ページで、いま流行っている動画をAIが各ユーザーの興味に合わせて選び、無制限に再生していく。視聴時間が長くなるほど、レコメンドの精度は高まっていくため、ユーザーは無意識のうちに動画に没頭するようになり、トータルの視聴時間は長くなっていく。

子ども向けアプリの管理機能を開発する Qustodio社の調査によると、10代の若者が、TikTokを視聴する1日あたりの平均時間は、2020年にYouTubeを上回り、2021年にはTikTokが91分、YouTubeが56分と、両者の差は開いている。さらに、米国の子ども達は、TikTokの For Youフィードで1日あたり2時間を過ごしている。

《TikTok, YouTubeの平均視聴時間》

最近では、ユーチューバーの広告収入が減少していることが話題になっているが、その要因には、若い世代を中心とした視聴者が YouTubeからTikTokに流れていることも関係している。ショート動画は、集中力が低い子どもでも視聴しやすく、AIが15~30秒程度のレコメンド動画を無制限に表示させていくアルゴリズムは、何も考えずにダラダラと見続けてしまう中毒性が高い。そのため海外では、TikTokをデジタル・クラックコカインと表現するようになっている。

デジタル分野の社会行動学を専門とするジュリー・オルブライト博士の研究によると、TikTokの画面をスクロールさせて、気になる映像が目に留まると、ユーザーの脳の中では少量のドーパミンが分泌されて快楽中枢が刺激される。そのため、延々と画面をスクロールさせてしまう。これは、カジノのスロットマシンに没頭するのと同じ行動だと解説している。

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JNEWS会員レポートの主な項目
・急成長するTikTok経済圏の動向
・ドラッグ化するTikTokアルゴリズム
・TikTokショート動画による収益形成の解説
・TikTokインフルエンサーの収益構造と報酬相場
・Z世代向けTikTokマーケティングの成功事例
・ハッシュタグチャレンジによるブランド構築
・ショート動画から流行させるムーブメント
・TikTokの音楽ライセンス戦略について
・TikTokから生まれる流行トレンドの動向
・店員からライバーに進化するライブコマース小売業
・アルゴリズムで淘汰される職業ユーチューバーの転換期
・従業員インフルエンサー育成によるブランド価値の高め方

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