屋内でスポーツクライミングができるクライミングジムが増えている。従来のスポーツクラブと比べると会員間のコミュニケーションが活発で、クライミングジムの収益構造にも特徴がある。
都会で人気化するクライミングジムの経営

JNEWS会員配信日 2017/7/16

 2020年のオリンピック新競技として採用された「スポーツクライミング」は、もともと山岳で行われていたロッククライミングを、都会でも安全に行えるように改良したもので、人工の壁に取り付けられたホールド(石の突起物)に手足をかけながら登っていく。

スポーツクライミングには幾つもの種目があるが、その中でも「ボルダリング」は、ロープを使わずに3メートル前後の低い壁を利用して行えるため、体力と知力が伴うスポーツとして北米や欧州で人気が高まっている。関連のビジネスとしては、筋力アップやダイエット向けに、スポーツクライミングの専用ジムが各地に登場してきている。

ニューヨークのブルックリン地域にある「Brooklyn Boulders(ブルックリンボルダー)」は、新聞社の古い物流倉庫を改装して2009年にオープンした、スポーツクライミングの屋内施設で、初心者から上級者までが楽しめる人工壁が 約500坪のスペースに設置されている。利用料金は、月に何度でも利用できるメンバーの月額会費が135ドル、年払いで1,485ドル。非メンバーでも1日限定で利用できるデイリーパスの価格は32ドルとなっている。


■施設内の紹介映像

屋内クライミング業界の専門誌、Climbing Business Journal によると、2016年の時点で、米国内では 414ヶ所のクライミングジムが営業をしている。当初は、登山経験者が、都会での食い扶持を稼ぐために開業するケースが主体だったが、最近では、比較的安価な設備投資で、古い施設をクライミングジムに改装でき、20代、30代の若い世代から人気があることから、異業種からの参入者が急増している。※クライミングジムの収益構造についてはレポート本編で解説しています。(この内容はJNEWS会員レポートの一部です。正式会員の登録をすることで詳細レポートにアクセスすることができます記事一覧 / JNEWSについて

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JNEWS LETTER 2017.7.16
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