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外資「REIT」の来襲で生まれ変わる 不動産管理マネジメントの手法 |
written in 2005/3/23
公の施設に限らず、民間のビルやマンションでも投資効率が厳しく追及される時代が到来している。その背景として国内でも勢力を増しているのが「REIT(リート):Real Estate Investment Trust」と呼ばれる不動産投資信託の存在である。
REIT(リート)の発祥は1960年代の米国にさかのぼるが、多くの投資家から集めた資金をオフィスビルやマンション、商業施設などの不動産で運用して、そこから得られる家賃収入や物件の値上がりによる売却益を配当として投資家に分配する。平均的な配当利回りは6〜8%と預金金利より高いため、個人投資家からの人気も高い。ただし、投資先の不動産価値が下落すれば元本もそれに応じて目減りしていくリスクも併せ持つ。
米国では証券会社や不動産会社などがREITに参入、現在では3百以上のファンドが存在して、その運用規模は約15兆円にまで拡大している。彼らは不良債権化した日本の不動産も安値で買取り、上手に施設運営をすることで物件の収益性を向上させている。日本でも「J-REIT(ジェイリート)」という名称で国産の不動産投資信託が複数立ち上がっており、銀行でも取扱いを始めているため、一般の人達にもその存在が浸透しつつある。その存在が、不動産物件の管理方法を投資効率を追求した新たなスタイルへと変革させているのだ。
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JNEWS LETTER 2005.3.23
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