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“第三の目”となる携帯カメラ活用で生まれる 新ビジネス |
written in 2004/7/9
カメラ付き携帯電話は、人間にとって“第三の眼”になるかもしれない。デジカメを持ち歩く習慣のない人でも、カメラ付き携帯電話があれば決定的な瞬間を“情報”として収めることが可能だ。2002年頃から携帯電話にカメラ機能が搭載されるようになって以来、現在発売されている機種にはほとんどカメラが標準搭載されるようになったことは、今後のビジネスシーンにも大きな影響を与えることになりそうだ。
この傾向は国内だけでなく世界的なもので、米国の調査機関によれば、2004年は世界で約1億5000万台のカメラ付き携帯電話が普及するという予測だ。世界全体の携帯電話数は約5億台とされていることから、その約2割をカメラ付きが占めることになる。これが2008年までには5割に達するという予測もされている。
世界同時に進行するカメラ付き携帯電話の爆発的な普及により、携帯電話キャリアはもとより、ベンダーや写真関連業界に対しも新たな市場機会が与えられることを意味する。これまでのカメラが「画像の記録装置」に過ぎなかったものが、どこにでも常時携帯することが可能な「画像情報発信端末」としての役割を果たすことになりそうだ。携帯電話から撮影された画像が、即座にネットを介して配信、公開されることで生み出せるビジネス分野はとても広い。
(注目の新規事業一覧へ)
●携帯カメラとブログとの連動による情報発信
●携帯カメラによる在庫データベース更新の活用例
●携帯カメラの写真からリアルタイムで印刷物を制作する事業
●携帯カメラによる問診、相談サービスへの応用
●毎回の食事内容の写真撮影による健康アドバイス
●カメラ付き携帯電話の普及で拡大する二次元バーコード関連市場
●カメラ付き携帯電話大ヒットで二匹目のドジョウを狙う業界動向
JNEWS LETTER 2004.7.9
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