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ネットビジネスの仕組みと収益性を変えるP2Pの動向
インターネットの特性は情報が一箇所に集中することなく、バケツリレーの要領でさまざまな経路に分散されて伝達していくことにある。しかし、実際にはポータル競争が示すように、情報とそれにアクセスするユーザーは特定の箇所(特定のサーバー)に集中しやすい。
そこでもっとインターネットらしい情報伝達の方法として、ピア・ツー・ピア(“P2P”『仲間から仲間へ』という意味)のネットワーク技術が次世代コンピューティングの標準になるだろうと言われている。インターネットの普及には閲覧ソフトであるブラウザが大きな役割を果たしてきたが、最先端技術であるピア・ツー・ピアもブラウザと同じくらい今後のネットの動向に影響を与えるものだと言う専門家も多い。
実はピア・ツー・ピアの構想自体はインターネットが普及する以前からあるものだ。クライアントとサーバーのようなシステムの上下関係がなく、すべてのコンピューターが同レベルでネットワーク化された形態であり、これがネットの普及した状況下で利用が可能になると、個人のPC間におけるファイル共有も簡単に実行できるようになる。
今までは個人PC間の回線環境が貧弱であったためにP2Pを具現化することが難しかったが、最近では専用線環境が普及、伝送速度も向上したためにP2P型の画期的なサービスが複数登場しはじめている。
●P2P技術を世に広めた音楽ファイル交換
●企業間、業界間でのファイル共有
●コンピュータ処理タスクの分散によるビジネス
●ピア・ツー・ピアによる共同研究コミュニティ
●宇宙人探しのP2Pネットワーク
●P2Pがネットビジネスに与える影響
これは正式会員向けJNEWS LETTER 2000年11月20日号に掲載された記事のサンプルです。JNEWS LETTER記事を電子メールにて継続受信したい場合には正式購読(有料)手続きをおこなってください。その後、発行されるID、PASSWORDを利用することで過去のバックナンバー1400タイトル以上もすべてWeb上より閲覧可能となります。
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