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国内でも普及し始めたネット上のDNA鑑定サービス
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犯罪捜査の現場では犯人逮捕の有力な証拠として「DNA鑑定」が採用されていることは一般にも知られている。体内にある遺伝子情報はアデニン、グアニン、シトシン、チミンという物質によって暗号化されているが、そのDNA配列は一卵性双生児を除いて同じ構造を持つ人はほとんどいないために、特定の個人を識別することができる性質を利用したのがDNA鑑定である。
犯罪捜査以外でも民間サービスとしてDNA鑑定サービスは普及しつつある。最も需要が大きいのは「親子鑑定」の分野で「誰が子供の父親なのかを確定したい」「兄弟や姉妹の判定」など、離婚や相続の際には裁判所に提出する証拠としても活用されている。(父親であることの鑑定精度は99.9%、父親でないことの鑑定精度は100%)
DNA鑑定は依頼者のプライバシーが尊重されるサービスであるため、直接的に顔を合わせる必要のないインターネット上での取引が定着している。通常の方法では、DNA鑑定会社のWebサイトから申し込むと唾液採取用のスポンジが郵送されてくる。そのスポンジで鑑定対象となる二人の唾液を採取して鑑定会社に返送すれば約1〜2週間で鑑定結果が通知されるというものだ。料金は10〜20万円程度が現在の相場である。
<この記事の完全情報 URL>
https://www.jnews.com/mem/back/detail/2000/200002/20000212_3.html
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<これはJNEWS LETTER 2000年2月12日号に掲載された記事です>
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