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LINEのスタンプビジネスモデルと
Etsy作家のライセンス仲介業
JNEWS会員配信日 2014/4/14

 「ゆるキャラ」は、日本発の新文化として生まれたものであり、低コストで制作した後、短期で収益化できるところが、従来のキャラクタービジネスとは異なっている。韓国資本の会社ではあるが、日本から生まれたSNSとして、ユーザー数が世界で4億人を超した「LINE」の中でも、友達同士でかわいいキャラクターを「スタンプ」としてやり取りするコミュニケーションが普及してきている。
一日に送受信されるスタンプの数は18億回にもなる。




LINEが公表している売上高は、2013年の通期で518億円、その内訳はゲーム課金が6割、スタンプによる収入が4割という構成。スタンプの種類には、無料で使えるもの(純正スタンプの他、スポンサードスタンプ)に加えて、有名キャラクターなどがデザインされた有料スタンプもあるが、そのスタンプ課金額は売上全体の2割となっている。



スポンサードスタンプとは、企業の知名度向上や、新製品の広告プロモーションを目的に配布するスタンプのこと。ユーザーに無料で配布すれば、友達とのコミュニケーションに使われるため、スタンプに社名ロゴや新製品にちなんだキャラクターをデザインすれば、ブランド波及の高い効果を期待できる。

LINEが企業向けに設定している、スポンサードスタンプの価格は、スタンプのデザインが8種類で1,500万円、16種類で2,000万円(スタンプの掲載期間は4週間)となっている。



また、LINEは、個人のユーザーがスタンプを自作して有料販売ができるマーケットプレイスの「LINEクリエイターズ・マーケット」も今年4月からスタートさせている。自作スタンプを売りたいクリエイターは、40種類のスタンプをデザインして登録申請を行い、審査をクリアーすれば1セット 100円で販売される。売上は、クリエイターとLINEが半分ずつ(50:50)で分配する。

クリエイターにとって、1自作スタンプのキャラクターがLINEを通して人気となれば、他のルートでキャラクターグッズを商品化するなど、次の収益の道も見えてくる。

 ネット上のマーケットプレイスで、個人の著作物が販売できるようになったことで、著名なデザイナーやアーティストでなくても、ライセンス収入を稼げる道筋は、他でも立ちはじめている。米国では、手芸品マーケットプレイスの「Etsy」を起点とした、「アートライセンス」のビジネスモデルが確立しつつある。


この記事の核となる項目

 ●地域キャラクターの利用ライセンス形態について
 ●ネットで育てるファスト・キャラクターのビジネスモデル
 ●LINEが収益化するキャラクタービジネス
 ●個人でも実現できる手芸作品のライセンスビジネス
 ●人気スポーツチームのロゴを借りたライセンス商品の作り方
 ●高級ブランド崩壊〜再構築による家内制職人ビジネスへの回帰
 ●小学校が理科室の命名権を売るライツセールス市場の最前線


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JNEWS LETTER 2014.4.14
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