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欧州消費者から学ぶオークション活用と
国境を越えた買い物術
written in 2012/12/13

 EUでは、通貨の単位が同じであるのにも関わらず、商品の価格相場は国によって異なるため、買い物をする時には、発送料との相談にもなるが、他国から購入することも、選択肢に入る。さらに、ネットオークションで個人から中古品を落札すれば、付加価値税も省くことができる。

ネットオークションといえば、欧州でも「eBay」がメジャーな存在だが、通常の競売は、出品されている品物を入札者が競り上げていくため、人気の高い商品は、希望の価格でなかなか購入できないという欠点がある。

そこで注目されているのが「オランダ式オークション」というものだ。オランダでは、チューリップの売買が盛んだった古い時代から、最も高い価格から競売をスタートさせて、徐々に競り値を引き下げていく方式のオークション文化が定着してきた。

その習慣はネットオークションにも踏襲されており、オランダ国内で人気の高い「Marktplaats」というサイトは、通常の入札方式に加えて、売り手と買い手が価格交渉できるようになっている。売り主によっては入札を待つのではなく、直接交渉だけで売却相手を決めているケースもある。そのため、オークションというよりは、ネット上のフリーマーケットに近い感覚で、自分の予算に合わせた中古品の買い物がしやすい。

オランダでも付加価値税は21%に設定されていることから、個人売買が活発に行われているが、価格交渉のしやすさから、オランダ以外のEU各国からも利用がある。



日本でも、節税を目的とした個人売買のプラットフォームを探した場合、ヤフオクのような“競り上げ式”のオークションばかりでなく、それとは異なる価格決定の仕組みや、取引方法を採用したマーケットプレイスがあっても良い。たとえば、自転車を買おうとした場合に、新車でなくとも中古でも構わないとして、近隣で乗らなくなった自転車を出品している人をネットで探して、価格交渉をした後に商談を成立させて、自分で自転車を取りに行けるような買い物のスタイルだ。

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この記事の核となる項目
 ●フリーマーケットによる現金収入の稼ぎ方
 ●フェイスブックを活用したサイドビジネス
 ●ネットの個人売買で安い買い物をする知恵
 ●国境を越えた買い物スタイルと軽減税率の関係
 ●個人間で助け合うシェアリング・エコノミーの影響力
 ●変化していく個人取引モデルの動向
 ●自分の空き時間を収益化する軽作業受発注サイト
 ●消費税引き上げを追い風に飛躍する個人間ビジネスの成功法則
 ●多国籍社会の中で浮上する飲食業への不満と新スモールビジネス
 ●時間単価を高める週末起業と高級志向で売る自家製料理
 ●10代で「自分のビジネス」を持つハイスクール起業家の台頭


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JNEWS LETTER 2012.12.13
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